日本財団 図書館


 

の性格・しつけ面について。子どもの成長に伴う、反抗や自己主張等、ただ可愛いというだけでは対処しきれない子育て面の心配。これは実子だろうが養子だろうが関係なく、子育てにおける親子関係の中で生じてくる問題である。しかし里親は、突然に親子関係を結んでいかなければならない。千葉県の委託里親は養子縁組希望を望んでもほとんどが一歳前後から二歳前後が多く、妊娠・出産・授乳の部分が欠けていることから、子育て、特に子どもへの接し方でとまどうことが多く、悪戦苦闘している様子が例えるが、次第に親子として共感し、実感していっている。養子縁組希望の里親は、真実告知をどのようにしていったらよいかに心を悩ませている人が多い。子どもは、自分はどこで生まれたのか、どうやって生まれたのかを質問してくる時に、どう話したらよいのか。真実は真実として話さなくてはと思う反面、話した後の変化をおそれたり、真実をわざわざ伝えなくとも、わからなければその方がよいという考えも多少あるが、いずれは伝えようと思っている里親が多い。養育里親は、実際は里親・里子という関係より、親子として生活しているので、里子の実親の存在の大きさを感じ、子どもとどうつきあっていったらよいかとまどっているし、不安に思っている。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION